2019/5/23
埼玉県警組織犯罪総合対策本部(薬物銃器対策課)と東入間署、狭山署の合同捜査班は22日までに、指定暴力団住吉会系二次団体、領家一家総長の高瀬輝明容疑者と組員3人を逮捕した。
逮捕容疑は、営利目的で売人と共謀し、昨年11月21日、領家一家本部事務所で、覚醒剤約112グラムを所持した覚せい剤取締法違反(営利)容疑。
47歳幹部や33歳組員らが電話などで注文を受け埼玉県内で受け渡しをしており、逮捕・起訴されていたが、訴因変更され、麻薬特例法違反罪で、さいたま地裁で公判中。
これまでに総長ら3人のほかに、組員ら5人を同容疑で逮捕・起訴。うち4人が有罪判決を受け、1人は同罪で公判中となっている。
また、2017年5月から今年4月までに、同団体から覚醒剤を購入した客39人を同法違反容疑などで逮捕している。
昨年11月21日、同団体の事務所を家宅捜索し、覚醒剤約180グラムのほか、電子はかりや注射器、小分けのビニール袋などを押収し、発見されたメモなどから組織的な密売が分かった。
県警は22日午後3時頃から領家一家本部を家宅捜索している。