指定暴力団山口組から離脱し、神戸山口組を結成した中心組織、四代目山健組傘下健仁会の組事務所のインターホンを壊したとして、愛知県警は18日から19日にかけ、山口組系弘道会傘下高山組の組長篠田正樹(南 正毅)容疑者ら計7人を暴力行為等処罰法違反(器物損壊)の疑いで逮捕した。
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壊されたインターフォン
高山組は山口組ナンバー2の高山清司若頭の出身母体で、山口組の中心組織の弘道会において、人員・資金力の両面で筆頭勢力の団体
県警によると、逮捕されたのは、いずれも弘道会系稲葉地一家傘下稲神総業組長の押見晃や高山組幹部の酒井伸久、同組幹部の六車武士ら6容疑者。
県警捜査4課によると、篠田容疑者ら7人は共謀して17日午後11時10分ごろ、名古屋市千種区今池1丁目の山健組傘下健仁会の組事務所に取り付けられたインターホンを引きちぎるなどして壊した疑い。
18日未明、押見容疑者がこの事務所に再び訪れ、待ち構えていた組員に暴行される事件が発生。県警は同日、いずれも健仁会の内田諭と針山則宏の両容疑者を傷害容疑で逮捕していた。
県警は、健仁会側がインターホンの破壊を弘道会側による挑発行為と受け取り、暴行したとみて捜査を開始。付近の防犯カメラの映像の確認などをしたところ、17日に高山組組長らがインターホンを壊した疑いが強まり逮捕に至った。
愛知県警は凶器準備集合の疑いで山健組傘下組幹部の苅田泉容疑者と児島重典容疑者を22日逮捕した。