2016/5/30
福岡地裁小倉支部で行われた裁判員裁判で、殺人未遂罪に問われた特定危険指定暴力団五代目工藤会系西田組若頭 秦耕介(通称:西田耕介)被告の知人が、複数の裁判員に「被告をよろしく」などと声を掛けたことが判明し、同支部が判決期日を取り消していた。
この裁判員裁判では、被害男性を日本刀で突き刺したとして、殺人未遂罪に問われており、今月10日に審理が始まり、12日に結審。16日に判決を言い渡す予定だったが、審理を終えて同支部を出ようとした複数の裁判員に対し、被告の知人とみられる男が「よろしく」という趣旨の言葉を掛けた。男は裁判員を待ち伏せしていた可能性もある。
同支部は声掛け行為により、裁判員が受けた心理的影響や身の安全に配慮し、16日の判決期日を取り消す事を決定した。