2016/6/24
2010年、みかじめ料の支払いを拒む名古屋市内にあるキャバクラ店インフィニティに、指定暴力団六代目山口組系弘道会傘下稲葉地一家高村会元幹部で猛茂興業元組長 池本賞治らが放火した殺人事件で、建物を所有する法人など2社が篠田建市(通称:司忍)山口組組長ら3人に対し約5000万円の損害賠償などを求めた訴訟は、名古屋地裁で24日、和解が成立した。
篠田組長や高山清司若頭ら3人が連帯し、7月29日までに連帯して損害賠償金を支払うほか、原告らに報復しないことを確約する内容が盛り込まれた。金額は明らかにしていない。
2015年には死亡した従業員の両親が篠田建市組長ら計5人を相手取り、約1億6千万円の損害賠償を求めた訴訟は1億円で和解していた。
事件は2015年9月3日未明、実行役の2人が、名古屋市中村区椿町のキャバクラ「インフィニティ」に押し入ってガソリンに火をつけ、従業員の佐野方紀さんを死亡させた。
2人は翌年、殺人や現住建造物等放火容疑で逮捕され、池本賞治元組長が無期懲役、
元組員の又村光俊は懲役30年での判決を受け、すでに確定している。