【宮崎暴行殺人事件】志龍会幹部、田中克明被告に逆転無罪判決

2018/11/2

2016年、指定暴力団六代目山口組石井一家傘下井根組の組員、本田真一さんが宮崎市田代町の路上で殴る蹴るの暴行を受けて殺害された事件で、福岡高裁宮崎支部は1日、指定暴力団神戸山口組池田組傘下志龍会幹部の田中克明被告に対し、1審・宮崎地裁判決(今年2月)を破棄し、逆転無罪を言い渡した。

根本渉裁判長は、幹部の齋藤信也被告(殺人罪で懲役16年が確定)との共謀を否定。検察側が予備的訴因として主張した殺人教唆罪についても成立を認めなかった。

今年2月の地裁判決は、駐車場付近で多数の暴力団関係者がいた中、被告の方向から「道具持ってこい」と指示が聞こえたとの目撃証言に基づき、共謀があったと認定した。

これに対し、根本裁判長は「目撃証言だけでは被告の発言とは断定できない。一審判決は事実誤認がある」と判断。犯罪の証明がないと結論付けた。