2022/1/26
茨城県警や神栖署、警視庁、東京税関などの合同捜査本部は25日、覚醒剤取締法違反(営利目的所持)や麻薬特例法違反容疑で、指定暴力団稲川会系大草一家幹部田辺高士容疑者(53)、住吉会系花田会幹部高上雅之容疑者(69)ら男女7人を逮捕した。
逮捕容疑は昨年5月26日、メキシコから覚醒剤が隠された防舷材などの貨物を、配送先としていた神栖市内の建築関係会社から市内の別の場所に配送員を通じて転送させ、千葉県銚子市のコンビニ駐車場まで移動させた疑い。
押収した覚醒剤は計約169キロ、末端価格は約101億円に上る。
覚醒剤は、船が接舷する際の緩衝材「防舷材」(直径64センチ、高さ47センチ)などに入れて隠されていた。米国の捜査機関から、メキシコの麻薬カルテルで最大勢力とされる「ハリスコ新世代カルテル」(CJNG)が関与しているとの情報を受け、捜査していた。