特定危険特定危険指定暴力団工藤會の野村悟五代目総裁に対し、過去7年分の所得について重加算税を含めて追徴課税され、約9億円を福岡国税局から差し押さえられていた。
野村総裁は、集めた上納金のうち、約8億900万円は個人所得に当たるとみて、所得税計約3億1900万円を脱税したとして所得税法違反で起訴されていた。
暴力団が脱税容疑で起訴されたのは今回が初めて。
野村被告は脱税事件を含め6回起訴され、来年始まるとみられる裁判は長期化が予想されている。野村被告の弁護士は9月、取材に対し「具体的な額は明かせないが差し押さえを受けた」と話した。
差し押さえた9億円を被害者への補填に使うわけでもなく、国庫に納めるのであれば、国もやっている事はヤクザと同じといえるだろう。