❖ヤクザニュース❖
2016/1/14
富士市に本部がある指定暴力団六代目山口組系の暴力団組員で無職の武井心也被告に静岡地裁、佐藤正信裁判長は懲役13年、追徴金7千万円(求刑懲役15年、追徴金7千万円)を言い渡した。
横浜市や千葉市に住むお年寄りに証券会社の社員を装って電話し、電話で社債の購入を持ちかけ、これまでに14人から現金あわせて1億3750万円をだまし取ったなど詐欺の罪に問われていた。
佐藤正信裁判長は「被告は詐欺グループのメンバーの加入や脱退を決めるなど主犯格だった」と認定、「巧妙な手口で高齢者の老後の蓄えをねらった卑劣な犯行だ」として、懲役13年の判決を言い渡した。
捜査では、グループの関係先から手口のマニュアルなどとともに水につけると溶けてメモの痕跡が残らない特殊な紙が見つかり、警察はグループが捜査から逃れるため、周到に証拠隠滅を図っていたとしている。
武井被告が住んでいた東京都文京区のマンション
武井被告は2006年、富士宮市原で、ゴルフ場運営会社役員の男性が刃物で刺されて負傷した事件で、殺人未遂の疑いで2015年10月16日に逮捕、静岡県警は同日武井被告が所属している藤友会本部事務所を家宅捜索していた。