2016/9/5
5日午前、指定暴力団神戸山口組の組員ら約20人が山陽新幹線新神戸駅に姿を見せた、対立する指定暴力団六代目山口組の篠田建市組長(司忍)に怒声を浴びせ詰め寄るトラブルが発生し、同駅は一時騒然とした。
司忍六代目山口組組長らは、総本部で開かれる定例会に出席するため、新幹線で神戸入りしたが、新神戸駅に待ちかまえていた神戸山口組系組員が司忍組長に詰め寄ろうと近づいたが、「おらあ」「サインくれ」などと怒声を上げ、軽快にあたっていた警察官ともみあいになった。
神戸駅には多数の利用客がおり、一時騒然としたが、けが人などは特に無かった。
神戸山口組系組員が、口々に「サインくださーい」と司忍組長に詰め寄ったが、司忍組長がサインに応じることはなかった。
警察は、彼らが本当に司忍組長のサインが欲しかったとは考えておらず、神戸山口組系組員の挑発とみている。
両団体は昨年8月に分裂して以来、抗争を繰り返しているが、トップである司忍組長に直接トラブルが発生したのは今回が初めて。