2017/2/7
指定暴力団六代目会津小鉄会から絶縁処分にされた原田昇元若頭ら一部幹部が7日、京都市内にある心誠会本部事務所で会合を開いた。
新組織を発足するための会合とみられ、名称は「会津小鉄会」とする方針が示され、正統性をめぐる両者の対立が強まる可能性が懸念されている。
会合に集まった幹部らは指定暴力団六代目山口組に近い勢力とみられ、事務所前には早朝から京都府警の機動隊員が警備にあたり、物々しい雰囲気になった。
午前9時ごろから、組員らが次々と事務所に入り、中には山口組直参の竹内照明弘道会会長を始め、山口組幹部が姿を見せた。11時すぎには組員らは事務所を後にした。
絶縁された者と関わりを持たないことが任侠界の掟と言えるが、会津小鉄会から絶縁された元組員の後見をしている事を見ても、近年のヤクザ社会に、絶縁・破門の意味は薄れている事がよく分かる。
テレビのインタビューで「あんなもんヤクザじゃねーじゃねーか」と神戸山口組に浜田重正二代目浜尾組組長が発言しているが、絶縁された離反者と関係を持つことで、六代目山口組も神戸山口組をヤクザと認めたことになる。