指定暴力団六代目山口組から離脱した組織で作る神戸山口組の拠点の侠友会本部事務所に15日午前、兵庫県警の家宅捜索が入った。
15日午前10時過ぎ、捜索は、傘下組織の組員が金融機関の口座を不正に開設した詐欺事件の関係先として行われた。
警察が別件で強制捜査を行う場合の常套手段であるため、神戸山口組の実態把握をする目的とみられる。
現場はものものしい雰囲気に包まれ、組員から「先に令状(を見せろ)。責任者はだれですか」「暴対(暴力団対策課)や」。などというやりとりが見られたが、特に混乱はなかった。
本部事務所の前を盾を手にした機動隊員らが警戒する中、約40人の捜査員が次々と事務所に入り、捜査に着手。事務所内からは「何やっとんねん」と怒号が聞こえたこともあった。