2017/2/21
群馬県警は20日、伊香保温泉などでカンボジア人女性が売春を強要されていた事件で、全国指名手配中だった渋川市渋川、指定暴力団七代目松葉会系大久保一家幹部で五町田七代目組長、中野冬樹容疑者(49)が渋川署に出頭し、出入国管理法違反(不法就労助長)の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は、渋川市伊香保町の風俗店経営、渡辺久雄(44)、タイ国籍の女で沼田市柳町の風俗店経営、チョンタパー・チュダーポン(44)、沼田市西原新町の風俗店従業員、後藤知幸(32)と共謀し、就労資格のないカンボジア人女性7人を店員として雇用し、売春を強要したとしている。
カンボジア人女性らは、「カンボジアで日本人に勧誘された」「ウエートレスの仕事で月3千ドル稼げるといわれた」「実際には飲食店で売春をさせられた」と話し、カンボジア外務省によると、給与も支払われておらず、昨年、カンボジア人女性がフェイスブックを通じて在日カンボジア大使館に助けを求めたことで発覚し、7人は現在、大使館の保護下に置かれてる。