2020/7/10
2017年の4月、神戸山口組から脱退した組織が集まり結成された任俠団体山口組は名称を任侠山口組から現在の絆會へと変えていった。
その絆會が近く解散する方向で検討している事が分かった。
絆會の勢力は12都道府県に約300人(2019年末現在)
結成時の目標に掲げていた山口組の再統合は困難であり、組員の移籍や離脱に歯止めがきかず、2018年末に比べ約100人減少していた。
絆會はこれまでも幾度となく解散説が流布されていたが、周囲の説得もあり織田絆誠会長も撤回を繰り返していた。
織田会長が掲げていたのは「反社会勢力からの脱退、合法的組織として存続」であったが、「来る者拒まず、去る者は追わず」という方針も相まって離脱組織が散見された。
これまで、暴力団組織は縦社会の組織づくりが常識だったが、結成当時は盃関係を結ばない横並びの組織としてスタートした。
しかし、結成から3年間でこれまでの旧態然とした組織となっており、迷走していた。