2015年6月、静岡市で起きた風俗店経営者の男性への恐喝事件に絡み、静岡南署と県警捜査4課は逮捕された容疑者の男が所属する暴力団事務所を17日に家宅捜索した。山口組の分裂騒動後、県警が県内の2次団体を捜索するのは初めて。
捜索が行われたのは吉田町大幡11-3の指定暴力団山口組傘下良知組の組事務所で捜査員約30人が証拠品などを押収した。
捜索は良知組幹部の八木剛容疑者ら3人がことし6月静岡市の風俗店経営者の20代の男性から用心棒代と称して現金10万円を脅し取った疑いで、16日に逮捕されたことを受けて行われた。
警察では脅し取った金が暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて追及する方針。
県警によると、指定暴力団の直系組織である2次団体は県内に6組織ある。いずれも離脱の動きは見られず、指定暴力団にとどまっている。