【熊本地震】神戸山口組の支援活動はイメージ戦略?


❖ヤクザニュース❖
2016/4/21

15日に起きた熊本地震は、地震による死者が関連死も含め計59人、被害は更に拡大する模様で、さらに九州は朝から強い風雨に見舞われ、熊本、大分両県では21日午前11時現在、17万人以上に避難指示・勧告が出されている。

その中で、指定暴力団神戸山口組が、被災者への支援を決定し、支援物資、寄付金を集め実際に、熊本市に本拠を置く大門会組員が地震発生後の15日ごろから事務所前にテーブルを並べ、ミネラルウオーターやカップめんなどの食料、トイレットペーパー、毛布などの日用品を配布しており、張り紙などで配布を呼びかけ、避難所や炊き出しの会場で被災者に配っている。

これを警察当局は勢力拡大や復興事業への参入を狙ったイメージ戦略とみているが、もしそれが本当であれば、大変な偽善行為であり非難されるべき行動だろう。

大門会

これを論ずるには、まずヤクザとはどういう人間かを知らなくてはならない。

ヤクザとは反社会組織という事は大前提で、一般社会から外れた人間であるが、荒くれ者の彼らを統率する大前提が「義理」「人情」であり、そこから「任侠」という観念が生まれた。

統率など不可能とも思える者を一つにまとめ上げたのは、「任侠道」という共通の価値観を持ったことが大きいだろう。

戦後のヤクザ社会は次第にそれが薄れ、ヤクザと言えども愚連隊の様に義理も人情もましてや任侠という言葉すら忘れ、単にマフィア化してしまった団体という面が多々あり、ヤクザの仁義などは過去の遺物とまで言われている。

戦前までのヤクザは素人衆には手を出さないという不文律が有り、素人衆が困っている時には手を差し伸べる事は当然の事だった。

警察関係者は神戸山口組の支援活動に対して、イメージ戦略などと言っているが、実際にこれまで、阪神・淡路大震災や東日本大震災でヤクザ組織が支援活動を行った例がある。そのヤクザが自ら公表することもアピールすることもなかった。

ヤクザは日本国民として、ひとりの漢としての自負が有り、現在でも任侠を忘れていない者は、素人衆に危機が迫った時は手を差し伸べるのは当然と考えている。

単に暴力団に成り下がった組織は、日本のこの様な危機でも一切知らぬ存ぜぬを貫きとうすのだろう。

批判覚悟で行動を起こした神戸山口組、熊本を本拠に置く大門会に対して、一切の賞賛も感謝の言葉も必要ではない。

彼らは日本人として、ヤクザとして当然の任侠道を貫き、今も被災者に支援を続けている。

警察当局が言っているイメージ戦略など、それも彼らにとってはどうでもよいことで、漢として、ヤクザとしての自分を貫き通しているだけだ。

漢が人の為に何かをする時、見返りを求めるものではない事は彼らは当然の事として自覚しているだろう。もしそれ破った時、ヤクザとして、漢としての格を下げる事も知っている。

そんな彼らが起こした行動を下世話な言葉で揶揄するものではない。

被災者の中には彼らの世話にはなりたくないと考える人がいるのも至極当然の事だが、まずは自分や家族の安全や食料を確保する事を考えてほしい、そして彼らの支援を受け取って欲しい。

その後、平穏な時が訪れた時、批判をすれば良い。今は日本国民の一人で、国を憂いている彼らの援助を受けてほしい。

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