2016/9/6
名古屋市中区新栄のビルで指定暴力団神戸山口組系山健組傘下健仁会の斉木竜生元幹部 本名:崔龍志(63)が何者かに射殺された事件で、現場にいた同組織の元組員、鶴見信隆被告を名古屋地裁は6日、懲役3年(求刑懲役3年6月)の判決を言い渡した。
鶴見被告は事件前日の7月14日頃、現場のマンションで覚醒剤を使用した疑いで起訴されており、求刑は3年6月だった。
覚せい剤事犯では、初犯であれば1年6月の判決が一般的だが、非常に重い判決となった。裁判長は判決理由で「覚醒剤への依存性は顕著で、常習的な犯行だ」と指摘した。
当初から、斉木竜生元幹部が射殺されたのは薬物売買でのトラブルと見られていたが、営利目的所持は見送られたとみられ、斉木幹部の遺体からも、覚醒剤反応が検出されている。