シャッターの開いた駐車場内では、「ハッピー・ハロウィン!」という山口組関係者の声。そして、子どもたちの「トリック・オア・トリート」という声がこだまする。
2017年、今年も六代目山口組総本部で子供を対象にハロゥイン大会が催された。
仮装した大勢の子どもたち、そして母親たちは皆、笑顔でハロウィンのお菓子を受け取り、敷地内で記念撮影をし、子どもたちが「イェーイ」と山口組関係者に両手でハイタッチとても抗争状態とは思えない平和な光景がそこには広がっていた。
この催しを苦虫を噛み潰した様な顔で見守るのが兵庫県警の捜査員。
「なぜヤクザ者がこれだけ人気があるのか?自分たちは正義のために仕事をしているのに、誰からも愛されない。」
と内心考えているのだろう、哀愁すら漂う。