2019/11/28
27日、尼崎市で指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部が自動小銃で撃たれ死亡した事件で、司法解剖の結果殺傷能力の高い銃で至近距離から頭や胸などを28発撃たれ、即死の状態だった事がわかった。遺体は片腕が激しく損傷し、顔に正面からの弾痕が複数あった。
米軍が軍用銃として使用するM16を改造した物とみられており、銃床(ストック)部分を外し短くしていた。
逮捕された朝比奈久徳容疑者は古川幹部の息子である古川貴稔氏が経営する居酒屋「焼処ダイニング信玄」において、古川幹部を外に呼び出し店の前に止めていた軽乗用車から自動小銃を取り出し、古川幹部に向けて発射したとみられている。
朝比奈容疑者は軽乗用車で逃走中に約40キロ離れた京都市南区で、警戒中の京都府警の警察官に職務質問を受け、銃刀法違反などの疑いで現行犯逮捕された。
朝比奈容疑者は「別の神戸山口組系組員を狙うために京都に行った」と話している。
朝比奈容疑者は、平成30年12月に所属していた指定暴力団六代目山口組系竹中組傘下篠原会から破門処分を受けているが、偽装破門の可能性もあるため、警察は抗争事件のヒットマンとして送り込まれたのではないかとの線も否定していない。