2020/5/31
30日午後2時35分ごろ、岡山県岡山市北区田町2-12-26にある指定暴力団神戸山口組系池田組本部事務所付近の路上で前谷祐一郎若頭(功龍會会長)が拳銃で撃たれ腹部を撃たれ重傷を負った。
警察は約30分後、現場から北西約2キロの同奉還町の路上で不審な車を発見。車内でリボルバー式拳銃1丁が見つかり、運転していた指定暴力団六代目山口組系大同会幹部の岸本晃和容疑者(三代目神原組組長)を銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。
岸本容疑者は現場から自動車で逃走する際、前谷若頭と一緒にいた組員の男性と接触、同男性も骨折し重症。
現場では銃声が4回聞こえた後、現場付近を岸本容疑者が逃走。「待て、こら」などと怒声が響いた。
付近の駐車場で車に乗り込んだ岸本容疑者を、追いかけた池田組組員2人が引きずり下ろそうとしたが、そのまま車を発進させ助手席に乗り込んだ男性は直後に車から転落した。
2016年5月31日に当時の池田組高木忠若頭が六代目山口組系弘道会傘下高山組内山本興業組員の山本英之に射殺されており、警察は高木幹部の法要が岡山市内で営まれ、事件は法要を終えた後に発生した。
岡山県警はこの事件との関連を対立抗争事件とみて、岸本容疑者を殺人未遂容疑でも調べる方針。