2016/2/12
鹿児島県沖から持ち込まれた100kgの覚醒剤(末端価格70億円)を所持したとして、福岡県警などが神戸山口組系山健組組員を含む男4人を覚醒剤取締法違反容疑(営利目的所持)で逮捕していた。
4人は今月上旬、外国から来たとみられる船と鹿児島県沖の海上で接触し、覚醒剤の受け渡しを行った後、徳之島の港にいったん陸揚げした。
その後、覚醒剤を軽乗用車に載せかえ、鹿児島行きのに乗船。10日午前、鹿児島新港に到着したフェリーの中に駐車していた軽乗用車から、土囊袋に入った覚醒剤10袋分が見つかった。
4人は指定暴力団六代目山口組から昨年8月末に分裂した神戸山口組系山健組の60代の幹部や組員、元組員とみられ、両県警などは、神戸山口組の資金源になっていたとみて流通ルートの解明を進める。
捜査は、12府県警、警視庁、門司など6税関、海上保安本部、麻薬取締部との合同で行われ、大規模なものだった。