2016/3/8
神戸山口組系の暴力団組員を暴行したとして、三重県警は8日、指定暴力団六代目山口組系弘道会傘下紙屋一家組長竹宇治友孝容疑者、小林智春の両容疑者を傷害容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、2人が2月20日午前2時半ごろ、松阪市の路上で、山口組系参加組織を脱退した男性の顔や頭を殴り、約3週間のけがを負わせたとされているが、2人は黙秘している。県警は別の組員も関与しているとみて行方を捜している。
被害男性は県内の山口組系の組に所属していたが、山口組が分裂した昨年8月以降脱退しており、腹いせが事件の背景にあるとみている。
津市にある竹宇治容疑者の紙屋一家本部事務所には5日早朝、盗難車が突っ込む事件が起きており、県警は関連とともに、対立抗争の可能性もあるとみて調べる方針。