2016/10/27
特定危険指定暴力団五代目工藤会傘下極政組本部事務所用地の取得を進めてきた福岡県中間市が、所有者の組幹部と売買契約を契約は20日付で締結し、2016年度中に組事務所を撤去する。
中間市が買収したのは市営住宅に隣接する中間市中鶴1丁目の宅地約140平方メートルで、組幹部名義の鉄骨2階建ての事務所。
市は24日、福岡法務局八幡出張所に土地登記の名義変更を申請し、近く市名義になる見込み。
土地購入は中鶴地区の再開発の一環で、組幹部と周辺の地権者5人分を合わせた土地の買収費・補償費約8500万円を盛り込んだ補正予算案を、市議会9月定例会に提案し可決されていた。
住民運動などにより、暴力団事務所が撤退する場合があるが、このケースは他の地権者から土地取得をしており、再開発用の土地がたまたま暴力団事務所あっただけと考えられる。