2017/3/17
三重県警の警察官2人が、窃盗事件への関与が疑われていた知り合いの暴力団幹部に捜査情報を漏らしたとして、書類送検。2人とも停職の懲戒処分を受け、17日付けで依願退職した。
2人は、おととし6月、県の北部で起きていた車の連続盗難事件に関して、関与が疑われていた知り合いの暴力団幹部に対し捜査情報を漏らしたとして、地方公務員法違反の疑いが持たれている。
2人は以前、同じ警察署で暴力団捜査を担当し、警察によりますと、いずれも任意の調べに対して容疑を認め、「人間関係を構築するためだった。これくらいはいいだろうという気持ちだった」と話したといる。
警察は巡査部長を停職6か月、巡査長を停職3か月の懲戒処分にし、2人は、17日付で依願退職した。
この様な不祥事を起こした警察官が依願退職する理由は、懲戒免職された場合、退職金が支給されない。そこで、懲戒停職にしておき、その間に依願退職させるという手法を取る場合がある。
上記三重県警の容疑者は地方公務員法違反であり、懲戒免職が相当とみられるが、退職金欲しさに組織ぐるみで依願退職にした可能性がある。