2017/5/8
4月30日、指定暴力団神戸山口組系山健組の織田絆誠元副組長を代表として結成された任侠山口組に参画した組長は山健組の約3分1となる30団体にとどまっているが、勢力は流動的で、神戸山口組との間で組員の引き抜き合戦が続いている。
神戸山口組から5人以上の幹部が離脱する情報もあったが、神戸山口組側が先手を打ち、4月29日に緊急会合を開き、組織の引き締めを図った。
翌30日には、新組織任侠山口組幹部が記者会見を開き決意表明をしたが、その時に同席していた伊藤寿邦健心連合会会長は神戸山口組側に戻った。
神戸山口組側は切り崩し工作を展開し、離脱組織に対して復帰を促す10日間の猶予期間を設定する一方、兵庫県内では山健組の有力組織が、離脱組織の組事務所を占拠などし、攻防戦を繰り広げている。