【飯田銃撃事件】有賀健一郎被告に懲役30年判決

ヤクザニュース

2017/10/6

2015年10月、飯田市上殿岡の温泉施設「湯~眠(ゆーみん)」の駐車場で、指定暴力団六代目山口組近藤組傘下掛野組を脱退し、神戸山口組山健組傘下竹内組に移籍しようとしていた長谷川陽一組員 (通称:長谷川勝也)が射殺された事件で、殺人と銃刀法違反の罪で起訴された掛野組若頭で、牧健組組長 有賀健一郎被告(通称:牧内健一郎)の裁判員裁判判決公判が5日、地裁松本支部で開かれた。

【抗争勃発か】長野の温泉施設で発砲事件
2015/10/6 6日午後0時45分ごろ、長野県飯田市上殿岡のホテル「湯~眠(ゆーみん)」駐車場で「40代くらいの男性が意識もうろうとなっている」と、女性から119番通報があった。 男性は銃のようなもので撃たれており、病院に搬送されたが、...

判決理由

野沢晃一裁判長は「危険かつ冷酷」とし、有期刑の上限の懲役30年(求刑無期懲役)の判決を言い渡した。

弁護側は、長谷川組員が襲いかかってきたため、誤って発砲したとし、殺人罪と銃刀法違反罪(発射)について無罪を主張していた。

野沢裁判長は「当初から殺意を持って被害者を追いかけ、頭部に向けて拳銃を発射したことを強く推測させる」と指摘し、有賀被告の所属する掛野組から対立する竹内組に移籍しようとしてた情報を入手、周囲に襲撃をほのめかす発言をしており、「事件前から射殺の意思があった」と認定した。

弁護側は「事実認定に納得できない」として控訴する方針。

山口組三代目
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