2016/10/18
療養費をだましとったとして詐欺の罪に問われた指定暴力団住吉会系幸平一家幹部で義勇会幹事長で、三戸組組長の三戸慶太郎被告に、東京地方裁判所は「組織的かつ計画的な犯行で、中心的な役割を果たした」として、懲役3年の実刑判決を言い渡した。
三戸慶被告は、平成25年までの2年間に東京・杉並区の接骨院や千葉県船橋市の歯科医院で施術や治療の回数を水増しするなどうその請求をして、自治体から540万円余りの療養費や診療報酬をだまし取っていた。
この事件では、自称美人女医の脇坂英理子(懲役3年執行猶予4年判決)が運営するクリニックも診療報酬詐欺に加担していたとして立件されていた。
18日の判決で、東京地方裁判所裁判官は「嘘の請求の患者役や紹介者など、多数の者が関与した組織的かつ計画的な犯行で、被告は事件の舞台になった接骨院を経営し、報酬を分配するなど中心的な役割を果たした」として、懲役3年の実刑を言い渡した。