【名称変更】「任俠団体 山口組」改め「任侠山口組」

任侠山口組
ヤクザニュース

 

2017/8/10

指定暴力団神戸山口組から4月に離脱した「任俠団体 山口組」が組織名称の変更を関係者らに通達、9日付けで任侠山口組とした。

任侠山口組

名称変更理由について、「暴力団ではなく任侠団体であるという趣旨を発信するという第一段階の目的は達した」ことを機に改名したとの内容が記されており、4月30日の古川組本部事務所で開かれた結成会見において、旧字体の「俠」へのこだわりを表明したが、この文字が機種依存文字としてインターネット配信記事などで正しく表記されなかったり、任●団体(注)●は「侠」の右が「夾」などと表記されることへの不満があったとみられている。

ちなみに、「任俠団体 山口組」という名称についても、正しくは任俠団体と山口組の間に半角スペースを入れる事が正確とされていたが、あまり浸透していなかった。

パソコンの変換では「任俠」と変換されるが、スマートフォンなどは旧字体が変換候補として出づらいため、関係者の間でも「任侠団体山口組」として使われていた。

警察は離脱組織を未だに神戸山口組の内輪もめとして扱っており、任侠山口組に関しても神戸山口組に属しているとしている。

「御通知
本日八月九日付をもって、任俠団体山口組から、任侠山口組へ組織名を発展的改名致します。

予想を遥かに超える短期間で任俠団体と言うフレーズが広く世間に浸透しました。これは、《反社と言う枠内の暴力団》を否定し、田岡三代目親分の念願である《真の任侠団体》を志すと言う意味において、我々の目指す最終地点が暴力団ではなく任侠団体であると言う主旨を発信すると言う第一段階の目的は達した。これを機に、シンプルに任侠山口組と改名するが、真のヤクザ、真の任侠を追求する事に変わりは無い。同志の皆さん、本日を機に、更に団結し、更に助け合い、志に向かって邁進しましょう!」

 

神戸山口組関係者の談では「任侠山口組はヤクザではなく、自滅するだろう」と完全に無視すると話すものもいるが、この言葉は神戸山口組が六代目山口組を割った時に言われた言葉で、任侠山口組がヤクザでないのであれば、神戸山口組もヤクザでは無くなると暗に認めてしまうことにもなる。

盃事が崩壊してしまったヤクザ社会において、擬制の血縁関係は形式だけの物に成り下がってしまったのかと話す他団体の現役幹部もおり、これまで世の中の不良の受け皿となり、アウトローの集団と言えど規律が失われていく可能性は大いにある。

しかし、三つの山口組は共に田岡三代目を崇拝しており、大義名分は同様のものといえる。もし田岡三代目が健在であれば、この様な事態は起きえなかったと考えるのは想像に難しくない。

山口組三代目
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