2016/4/6
2006年3月、暴力団関係者の利用を巡るトラブルでゴルフ場の支配人だった男性が何者かに刃物で刺された事件で、静岡県警捜査4課などは5日、指定暴力団六代目山口組系藤友会元顧問の池田満容疑者(60)を殺人未遂容疑で逮捕した。
容疑は同年3月17日、暴力団の幹部ら複数人と共謀し、当時ゴルフ場の暴力団追放運動に取り組んでいた男性の右脇腹を刃物で刺し約2週間のけがを負わせた疑い。
県警は容疑者の指示の下、事件現場の下見、移動車両の調達・処分など詳細な役割を決め、襲撃に及んだとみて調べており、これまでに指定暴力団六代目山口組二次団体藤友会 塚本修正会長ら9人が同容疑で逮捕されていた。しかし、静岡地検は昨年12月、全員を証拠不十分で不起訴処分にしていた。
実行犯の池田容疑者は、元藤友会顧問で、二代目東駿会会長。
これまで、山一抗争(昭和59年〜平成元年)において、一和会 山本 広会長宅にダンプカーで追突し、伊丹十三を襲撃(平成4年)した時の襲撃犯でもある。