【2018】新年指針、各山口組が納会・事始め

 

13日、六代目山口組神戸山口組任侠山口組の3組織が新年を控え、事始めの会合を行い、分裂前の慣習を踏襲し、それぞれが新年の指針を示す四字熟語を発表し、結束を誓った。

3組織が会合で発表した四字熟語は、

六代目山口組

「和親合一(わしんごういつ)」

神戸山口組

「一燈照隅(いっとうしょうぐう)」

任侠山口組

「実践躬行(じっせんきゅうこう)」

神戸山口組はこの日、神戸市兵庫区福原町の山健組傘下邦竜会組織事務所で「納会」を開催。10月末に淡路市の旧総本部が神戸地裁から使用禁止処分とされたため、傘下組織での会合となった。

直系幹部への配布物には熟語が大書され「一人一人が一隅を照らす事になれば人の和が成り立つ」と添えられていた。

神戸山口組は本部の使用が禁止されて以降、月に1度の定例会や盃事を異なる場所で開いており、特定の組事務所が本部と認定、使用を制限される事態を避けようとの思惑があるとみられている。

六代目山口組の「和親合一」は昨年と同じ指針。田岡一雄・三代目組長が定めた五箇条の「山口組綱領」に記された言葉で、田岡組長の言葉を引用することで、本流はあくまで六代目にあると権威付けをしているとみられる。「事始め式」は例年と同様、神戸市灘区の総本部で開らかれた。

今年4月末、神戸山口組から分裂して結成された任侠山口組は、尼崎市の傘下古川組二代目組織事務所で「納会」を開催し、「実践躬行」について「口先ではいけない。まず行動せよの意。理論や信条を自ら進んで行為にあらわしていくこと」と組員に説明。「口だけなんです。嘘なんです」などと会見で発言してきた井上邦雄神戸山口組組長を批判、 「人を以て鑑と為す」 の言葉通り、自己への戒めとみられる。

三つ巴の抗争は表立った襲撃事件の他に、水面下での引き抜き工作などが進んでおり、更に住民運動による事務所使用制限で摘発が難しくなると考えられている。