2016/3/10
指定暴力団五代目共政会傘下の有木組と正木組の組員が共謀し、広島市内のデリバリー型性風俗営業店、所謂デリヘル業者が、みかじめ料を脅し取られたなどとして、共政会会長の守屋輯受刑者ら4人を相手取り、脅し取られた現金や慰謝料など計約2200万円の賠償を求めて広島地裁に提訴した。
原告らは平成12年12月ごろから共政会傘下の組長らからみかじめ料を要求されたが、応じなかった為、店の従業員の送迎車を追い回されたり、バットで壊されたりした。
60万円を脅し取られた原告もおり、このため、車の修理代やみかじめ料のほか、恐怖心への慰謝料などとして、1人約650万円~約890万円の支払いを求めた。
組長らは、県警に恐喝容疑で逮捕され、現在、組織犯罪処罰法違反の罪で公判が続いている。
傘下の組員らのみかじめ料の徴収について組トップの使用者責任を問えると定めているが、みかじめ料を巡ってトップの責任を問い、賠償を求める訴訟は異例。