2017/5/25
2015年11月、指定暴力団六代目山口組傘下愛桜会の菱田達之元会長が何者かに殺害された事件で、三重県警は同団体に所属していた横本武法容疑者を東大阪市内で逮捕した。
事件は、2015年11月16日昼ごろ、菱田会長を組員が別宅のビルに車で送り届けた後、連絡が取れなくなり、不審に思った組員が妻と共に訪れると、菱田会長が1階の玄関で手足が縛られた状態で倒れていた。
頭には殴られたような傷が複数あり、顔や腕も一部変色していた。凶器の可能性がある鉄パイプが現場で見つかり、三重県警は殺人事件として捜査していた。
横本武法容疑者が東大阪市内のホームセンターにいるところを捜査員が発見し、逮捕した。
横本容疑者は、菱田元会長から絶縁処分にされており、逆恨みによる犯行とみられている。
事件があった現場は菱田元会長が別宅として使っており、公にはしていなかったため、内部情報に詳しい者の犯行ではないかとの見方と、同年8月に六代目山口組から離脱した神戸山口組との事件が頻発していたため、抗争とも見られていた。