2016/4/6
指定暴力団六代目山口組から分裂し、新たに設立された神戸山口組の本部がある兵庫県の公安委員会と警察は、神戸山口組を「指定暴力団」とする作業を進めてきが、山口組との抗争とみられるトラブルや事件が全国で70件以上相次いでいることから、近く指定暴力団とする方針を固めた。
今後、国家公安委員会が専門家から意見を聞くなどの最終的な手続きが終わり次第、県の公安委員会が指定する見通し。
これまでは、6月下旬を見据えて指定暴力団とする方針だったが、前倒しし、4月中には指定に踏み切る。
この背景には全国で多発している両団体の抗争事件が背景にあり、さらに司忍六代目山口組組長が引退し、府中刑務所に収監中の髙山 清司若頭が七代目を継承するとの噂もあり、これが実現すれば使用者責任を問えないため、抗争が激化する恐れがある。警察は両団体を指定暴力団とし、特定抗争指定暴力団に再指定する手続きを進めるとみられている。