【神戸襲撃事件】織田絆誠代表を殺せなかった理由

 

 

2017/9/21

今月12日、指定暴力団神戸山口組から離脱した任侠山口組の織田絆誠代表が襲撃され、警護役の同組傘下山健同志会北村組に所属の楠本勇浩組員が射殺組員が射殺された事件で、兵庫県警は殺人容疑で、指定暴力団神戸山口組山健組傘下一勢会組員、菱川龍己容疑者を殺人容疑で全国に指名手配している。

事件から初七日が経った為、任侠山口組側が反撃に出るのではないかと懸念される中、未だ菱川容疑者は逮捕に至っていない。

任侠山口組代表襲撃事件の背景

菱川容疑者は、最近、菱川 徹一勢会会長と養子縁組をしており、それまでは黒川と名乗っており、上部団体山健組の関連施設、山健会館で部屋住みをし、井上邦雄組長が移動の際にはボディガード役をしていた。

菱川容疑者は、事件発生の3ヶ月ほど前に一勢会を脱退しているが、警察は使用者責任・教唆を上層部が追求されないための偽装離脱との見方を強めている。

 

襲撃情報は漏れていた

菱川容疑者は井上組長の警護をしていたことから、山健組出身者が大半を占める任侠山口組側にも知られており、襲撃直後から「黒川の犯行」と既に情報が広まっていた。

不可解なのは、織田代表はそれまで車列を組んで移動をすることはなかったのだが、最近になって警備を強化していたとの話もあり、事前に情報が漏れており、警戒していた可能性がある。

 

「拳銃と身分証」2つの見方

事件から4日後の16日、神戸市北区山田町東下の丹生神社前バス停付近の歩道上で、拳銃2丁と菱川容疑者の身分証が入ったバッグが見つかったが、「拳銃と身分証まで残すことで、上層部の関与をかわすため」「上層部に忠誠心を示すため」との見方をしているが、その一方で、「襲撃を強要されたが、無関係の楠本組員を射殺したことで、全てが嫌になり身分証を置いた。」という考えを示す者もいる。

 

織田代表を殺さなかったのはなぜか

菱川容疑者とは別に2人の男が織田代表が乗る車の後ろから近づいて行ったが、菱川容疑者と楠本組員がもみ合っている時になぜか逃亡した。

織田代表の車を取り囲む時間はあったのにも関わらず、後方の2人は菱川容疑者が発砲したことに驚き、一発も撃たずに逃げてしまった。

実際、防弾ガラス等で完全防備されているであろう織田代表の車を襲撃したところで、殺害まで至るとは考えにくく、それを犯人が知らなかったとも考えにくい。

実際は、菱川容疑者を含む犯人グループは織田代表を殺害するのが目的ではなく、車を襲撃し、蜂の巣にすることだけが目的と考えるのが自然で、それにも関わらず菱川容疑者が楠本組員を射殺したことで腰が引けて逃げたと考えるのが真相ではないだろうか。

もし、織田代表を殺害しようと本気で考えているなら、車から降りる瞬間や一人でいる時を狙うのが自然で、わざわざ長期間に渡って織田代表の行動を監視し、車に乗っている時を狙うのは殺害を目的と考えるなら、ヒットマンとして非常に稚拙といえるだろう。